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新妻喜永「花の山旅・日本アルプス」「花の山旅・八ヶ岳」

花の山旅・日本アルプス
花の山旅・八ヶ岳

 新妻喜永「花の山旅・日本アルプス」「花の山旅・八ヶ岳」を読んだ。前者は中古で購入したが、後者は中古はAMAZONに5,800円というバカ値がひとつあるだけでとりあえず図書館の本。
 ともに実業之日本社からの刊行であるが、「日本アルプス」よりも「八ヶ岳」のほうが出来がいいと感じるのは中古価格のとおりなのだろうか。
 ただし、本としての見栄えとなると「日本アルプス」が数段良い。こちらは南北中央アルプスを網羅し、花の写真の大きさも大きく、しかも上段にはその山の写真も入り、適度に紀行文もレイアウトされており、売れ筋の本に見える。一方の「八ヶ岳」は1/4頁しか与えられない花も多く、写真集的に見るとやや劣る。それでもこちらの方が良いのはその文章である。
 新妻喜永といえば八ヶ岳を思い出すと、前回書いたが、氏の八ヶ岳への思いが、「花の山旅」にもよく出ており、また随所に登場するモノクロ写真がこの本が単なる花の紹介書ではなく、「花の八ヶ岳紀行」の写文集であることに気が付く。
またこの本では図鑑的な頁はカナのままだが、エッセイでは花の名前に意識的に漢字を採用している。「イチヨウラン」を「イチョウラン」と思い込んでいたのがきっかけという。「一葉ラン」と「銀杏ラン」である。一度見てしまえば慣れてしまうが、最初に見る漢字標記はちょっと依怙地な印象とともに名前に納得できるので良い。

p.s 「新妻喜永」でググったら、先の雑文がトップだった。SEO(Search Engine Optimization)って難しいですね。

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