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宮崎駿「シュナの旅」

シュナの旅 宮崎駿「シュナの旅」を読んだ。
 「ゲド戦記」の原案ということだったが、金色の種をもとめてヤックルに乗って旅立つ始まりや一夜をともにする丸顔の老人に西の国のことを尋ねる場面は「もののけ姫」かと見まがい、神人の土地で人の手の入っていない大きな動植物に主人公がくつろぐシーンは「風の谷のナウシカ」の腐海の中を思わせる。映画「ゲド戦記」っぽいのは、奴隷商人からヒロイン・テアを救い出すところ(本の表紙)。この、旅の途中で奴隷に売られかけた少女を助けて最終的に彼女が主人公の危機を救うという構成が映画「ゲド戦記」の原案とされるゆえんである。
 読んだのは2004年刊行の第60刷(初版は1983年)のアニメージュ文庫だが、画面の小ささに加えて文字の色が絵に重なりかなり読みにくい。光沢紙なので字を室内の光に反射させて読んだ箇所も多い。「ナウシカ」の原作のような大きさであればこのような苦労はなかったかも。
 宮崎はあとがきで、この作品がチベット民話「犬になった王子」をもとにしたこと、このような地味な企画の映画化は無理と判断して、漫画として刊行した旨を語る・・・・。

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