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本当は恐ろしいグリム童話

本当は恐ろしいグリム童話
本当は恐ろしいグリム童話本当は恐ろしいグリム童話(2)を読んでみた。
 (1)の方は発売当時ミリオンセラーとなったもの。Ariesさんのサイトの「薀蓄の部屋」でグリム童話に関する話を読んだのは99年だが、やっと読む機会ができた。
 本そのものはグリム童話((2)では一部にアンデルセンとオスカーワイルドもあり)の原作を尊重しながらもオリジナル性を出したものであり、全く別のストーリーもあるようだ。白雪姫やシンデレラなど有名な童話はオリジナルに近いもののようだ。
 「本当は恐ろしい~」が話題になったのは童話の原作に見られる残虐性と性的表現を前面に出して「童話」の持つイメージを壊したからだろうが、中世のヨーロッパ文化史、風俗史として捕らえると興味深い。現代日本と違い、子沢山だけども5歳まで成長する子供は少なく、また病気などで母親が若くして死に後妻に養育されることも多い時代。実母の王妃が嫉妬する美貌の白雪姫は7歳というのはさすがに近代以前の日本でもちょっと若すぎだろうが・・・。
 童話の間に挿入されるコラムで作者も語っているが、原作は往々にして性的表現がふさわしくないとカットされたが、残虐性について批判が出ることはあまりなかったようだ。
 後に中世は暗黒時代といわれるが、それは宗教支配のみによるものではなかったのだろう。
・・・「ダ・ヴィンチ・コード」騒ぎすぎ、と思う今日この頃。

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