雪形探訪 大町・鷹狩山と八方尾根
諏訪湖SAで給油したときも天気晴朗なれど雲多く、という感じで周囲の山はほとんど見えない。これでは大町の山岳博物館でもじっくり観覧するかなという逃げ道も考えながら豊科で長野道を降り、大町に向かう。途中、松川の道の駅まで来ると後立山の峰々が見えてきた。
山岳博物館の前を通り、鷹狩山へ。
頂上直下の広い駐車場には車がいない。徒歩数分で頂上。
頂上からも北アルプスは見えるが落葉松林がやや邪魔。展望台に登ってみる。双眼鏡がある2階の主展望台ではガラス越しなので、さらに登ると屋外の展望台があった。
信濃大町で一番目立つ蓮華岳を筆頭に右は白馬まで、左も大滝山までよく見える。ただ東側は霞んでいて全く見えなかった。
時刻は9時を廻ったばかり。山岳博物館と居谷里湿原という手もあるが、湿原のミズバショウは終わっている。
山岳博物館は今日の目標だったけど、企画展の最中で、常設展の中村清太郎の絵を見ることもできない。
展望台からは爺ヶ岳と鹿島槍の雪形がよく見えた。白馬の雪形も良く見えたが、あれをもっとそばで見られるのはこの時期しかないので、八方へ行ってみることにした。念のため、昨晩、八方ゴンドラの往復割引券をネットでゲットして印刷してきた(せこい)。
八方への道は空いていた。何より山を見ながらなので気分がいい。佐野坂は太平洋と日本海の分水嶺にあたる。ここを越えて日本海側に久しぶりに来たな、という感慨。スキー以外でこのあたりに来るのは初めてだ。1時間足らずで白馬に着いた。
無料駐車場からゴンドラ乗り場までは少し歩く。2日前でスキー場がクローズしたので新緑の中、町は閑散としている。それでも家族連れや若いカップルなどが時々歩いている。八方にはスキーで何回か来たが晴れた白馬を見たのは1回だけ、しかも帰る日だった・・・。そんなことを思い出しながら歩くと見慣れた乗り場が見えてきた。客はそこそこ居るようだ。やはり立派な観光地である。
スキーで来たときは上、すなわち進行方向を向いて座っていたが、今日は下、下界を見ながら座る。ゴンドラからリフトを2本乗り継ぎ八方池山荘に着いた。一面の雪である。登山道は一部見えているが概ね雪という感じ。八方池までのトレッキングコースは時間がないので当初から諦めていた。けっこうな人が歩いている。
白馬三山の雪形とこのあたりから見ると迫力がある五龍岳と、どこから見ても立派な鹿島槍、そして久しぶりに見た北信五岳の展望を楽しんで帰宅した。渋滞はクリアできる予定だったが相模湖付近で事故車と故障車のおかけで渋滞し、4時間半かかって帰宅。
写真
鷹狩山
八方尾根
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