カラー科学大図鑑「北アルプス」
図書館にあったので借りてみた。小学生向け?の図鑑である。表紙の扉には田淵行男の名前があるが、取材協力では多数が参加している。山岳関係では穂刈貞雄が参加、絵は安野光雅の名前も見える。ほかには大町山岳博物館、立山開発など。
刊行は昭和56年(1981年)。前年に刊行の「尾根路II」がほぼモノクロのみ、翌年の「安曇野挽歌」がほぼフルカラー。この「北アルプス」はほぼフルカラーである。まあ、子供向けの図鑑なんで。
田淵の小さめのカラー写真はこれまで(ぼくが)見慣れていないので、この図鑑の写真は妙に新鮮だった。前述のとおり田淵以外の協力者も多数いるのですべてが田淵の写真とは限らないが、撮影場所や構図を見ればいかにも田淵の写真というものがほとんどである。
特に、高山蝶のページはいかにも田淵らしい。
巻末には北アルプスにまつわる民話やウェストン、幡隆上人、嘉門次、喜作に百瀬慎太郎までの紹介も載せなかなか豊富な記述となっている。
白馬岳はハンレイ岩なのに白馬鑓ヶ岳がヒン岩だって知っていました?
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