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田淵行男「山の時刻」

山の時刻

「山の時刻」は昭和42年の刊行。「山の季節」「山の意匠」と続く田淵行男「山の三部作」の先頭を飾る気合の入った写真集である。
 山の一日を、黎明の山、朝の山、昼の山、午後の山、黄昏の山、夜の山に分けて、その遷り変わりを撮影している。写真はいずれもすばらしいが、全体としては「山の季節」のほうがテーマとしても落ち着いているように思える(「山の意匠」は未見)。
 この本は巻末のエッセイがとても面白い。
田淵の豊富な山での経験を元にした話が主であるが、かなりのページを割いた最近(当時)の写真の風潮やこの本を含めた印刷技術の問題や感性の話など、田淵にしてはやや筆に力が入りすぎているように思えるところが良い。

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