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田淵行男「尾根路II」

尾根路II

田淵行男「尾根路II」は1980年の刊行で、当時でも定価25,000円もした。1958年に朋文堂山岳文庫として刊行された「尾根路」の復刊である。復刊といっても全く同じではなく一部差し替えがある。あとがきによれば、カラー10点を追加、モノクロ8点を差し替えおりページ数も22ページ多い、とのこと。もっともオリジナルは未見である。

尾根路II
 この本は幅26センチ、縦31センチのやや横長の大判の本である。
 そのせいで、写真の横にコメントが添えられているにもかかわらず、写真の大きさも良い。作品は上述のとおり復刊であるため一部を除きほとんどが1957年以前のもので、一部は「傑作集」に掲載済のものもある。
 しかし、「わが山旅」は印刷が思わしくなく、「傑作集」はアサヒカメラの臨時増刊なので紙質と体裁に不満があった、と田淵はあとがきに書く。3度目の正直の写真集が「尾根路」にあたる。そういった復刊事情のため写真もコメントも記憶にあるものが目立つが、まさに紙質と印刷、そしてこの写真の大きさが意味があるだろう。
 ただいまだにネットでこの本が出ているのを見たことがない。58年のオリジナル(定価2,000円)が中古価格でも2万円近いので、定価25,000円の「II」の相場はちょっと考えたくない。(追伸:25,000円は通常版の価格、翌年刊行になった普及改訂版はわずかにサイズが小さくなったが6,800円だった。)
 

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田淵行男「山の絵本 安曇野の蝶」

山の絵本 安曇野の蝶

櫛形山にて 1995/7/23

 ずっと以前から気になっていた蝶の名前が分かるかもしれないと、田淵行男「山の絵本 安曇野の蝶」を読んだ。

 気になっていたのは2枚めの写真の蝶。95年に櫛形山を歩いたときに樹林帯でいきなり左手の指に止まって汗?をなめ始めた。左手をそのままに保ったまま右手だけでカメラを取り出し(下げて歩いていたのかも)撮影したのがこの写真。

蝶はもちろんキライではないけど、田淵先生には申し訳ないが蛾は好きではないし、幼虫の青虫も毛虫もあまり好きではない。
要するに「虫屋」ではないので、どんなものかな、と思いつつページを開いてみたが、これは良かった。
レイアウト

 見開き右に田淵氏になる細密画、左ページは上段が関連するモノクロ写真で下段に短いエッセイが載っている。どれも蝶に関するものばかりであるが、虫屋でないぼくにも素直に受け入れられるものばかりである。
 もちろんそれは「山の絵本」シリーズとして出版されるための読者層を意識した書き方である。「高山蝶」ほかの氏の本格的な蝶の著作は見たことがないので、学術的、生態学の本とどのように内容が異なるのかは知る由もないが、「安曇野の蝶」は蝶を通しての氏の自然と安曇野に対する親愛の書である。
 

あとがきに田淵が書いているように、登場する蝶の数が50種というのが少ない(安曇野には100以上の蝶がいるそうだ)のかもしれないし、田淵先生にすれば幼虫を掲載できなかったことは残念なご様子であったが、一般向けにはこのレベルがちょうど良いだろう。
 この本を定価の2,400円で入手できるなら即買の良い本である。しかし残念ながら中古は高いですねえ。定価2,400円に対して数も少ないせいか、中古価格は概ね2万円前後。本の性格が幸いして公立図書館などにはかなり蔵書があるのが救い。

 さて、櫛形山の蝶の名前だが、ヒカゲチョウかジャノメかなあ、くらいか。まあ、モンシロチョウとアゲハという幼稚園程度の知識だったのを考えればずいぶん進歩した?

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カラー科学大図鑑「北アルプス」

講談社カラー科学大図鑑 北アルプス
 図書館にあったので借りてみた。小学生向け?の図鑑である。表紙の扉には田淵行男の名前があるが、取材協力では多数が参加している。山岳関係では穂刈貞雄が参加、絵は安野光雅の名前も見える。ほかには大町山岳博物館、立山開発など。
 刊行は昭和56年(1981年)。前年に刊行の「尾根路II」がほぼモノクロのみ、翌年の「安曇野挽歌」がほぼフルカラー。この「北アルプス」はほぼフルカラーである。まあ、子供向けの図鑑なんで。
 田淵の小さめのカラー写真はこれまで(ぼくが)見慣れていないので、この図鑑の写真は妙に新鮮だった。前述のとおり田淵以外の協力者も多数いるのですべてが田淵の写真とは限らないが、撮影場所や構図を見ればいかにも田淵の写真というものがほとんどである。

  高山蝶 特に、高山蝶のページはいかにも田淵らしい。
 巻末には北アルプスにまつわる民話やウェストン、幡隆上人、嘉門次、喜作に百瀬慎太郎までの紹介も載せなかなか豊富な記述となっている。
 白馬岳はハンレイ岩なのに白馬鑓ヶ岳がヒン岩だって知っていました?

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αSWEET デジタル

Konica Minolta α Sweet DIGITAL

ついに買ってしまいました。デジタル一眼。

 EOS Kiss Digital以来、NikonのD70やD50、そしてミノルタ(当時)のαなど、安価(でもないけど)なものが出るたびに揺れ動いていましたが、廉価版、入門機といっても10万円以上かかるので見送っていました。
 2004年5月にキャノンのPowerShot S1-ISを購入、こいつが手ぶれ補正付きだったので、もうこれが必須。もちろんキャノンやニコンも高級レンズにはこの機能がついてますが、下手するとボディよりも高い。となると本体側にこの機能があるものというとコニカミノルタのものしかない。

 もちろん一眼でなければもっと選択肢がある。
 最終的には同じコニカミノルタのディマージュA200と悩み、αSWEETデジタルにした。どっちと採ってもすでにディスコン、生産中止モデルではある。

 ポイントはいくつかある。
 その1:広角。今までのS1-ISは35ミリ換算で38ミリくらいから。他のズーム機種もほとんどが35ミリ前後からのものが多いが、これでは引き足りないことはしょっちゅう経験している。28ミリからの一体型デジカメはあまりなく、A200は他の機能を含めかなり良い。

 その2:望遠。S1-ISは10倍、35ミリ換算で380ミリ。実はテレコン(1.8倍)も持っている(あんまり使わなかったけど)。じゃあ、今までS1-ISで10倍なんか使ったのと、というわけで過去の写真のEXIF情報をチェックしたら、けっこう使っているのです。最大望遠。山岳展望は望遠が命なのです。というわけで、A200は35ミリ換算で200ミリ、約7倍。10倍に欠けるのがちょっとイヤだった。

 その3:スタイル。一体型に多いレンズ部分の左側が切れているデザインがイヤ。たしかに左手はレンズ部分を持つからレンズより左部分はなくてもいいのだが、やはりレンズはカメラの真ん中にほしいのです。αSWEETも左部分はほとんどないけど、とりあえずフラッシュ部分の左にホワイトバランスのダイヤルがあるしその下も多少はある。A200はいきなり絶壁なのでダメなのです。

 ということで望遠はレンズ側で対応できるαSWEETにした。

 となるとレンズだが、当然望遠重視となるので標準ズームセットや交換が必要なWズームセットは要らない。安価なタムロンかシグマあたりのAF18-200(35ミロ換算28-300ミリ)1本で済ませたい(このあたりがいかにも軟弱・・・)。

 ボディは楽天では、ボディのみで安価なものが見つからなかったのでヤフオクで新品を。レンズは楽天でポイントを最大限使って購入しました。タムロンは3000円キャッシュバックキャンペーン中だったので、レンズだけでいえば出費は6千円くらいか。
 とりあえずMCとPLフィルターを揃えたところ。

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田淵行男「浅間・八ヶ岳 麓からの山」

浅間山・八ヶ岳 麓からの山

 田淵行男「浅間・八ヶ岳 麓からの山」を読む。
 あとがきによれば、もともとの構想は麓からの山としてまずは安曇野からの常念山脈が素材にあがったが、浅間と八ヶ岳も、ということと追分駅で浅間の爆発に居合わせたことから浅間に傾倒したために、安曇野は別にすることになったようだ。
 浅間の八ヶ岳の扱い量は6:4くらいだろうか。
 ぼく的にはもう少し八ヶ岳を扱って欲しかったし、北八ヶ岳も扱って欲しかった。もっとも麓から、という意味では北八ヶ岳は蓼科山以外は素材にならないのだろうなあ・・・。

 就学前に群馬で育ったぼくは、毎日のように浅間山を見ていたが、山岳展望の目標としての浅間山にはあまりこだわりがなく、山の上から浅間山が見えても不思議と感動がない。逆に山歩きをするようになってから覚えた山、要するに南北アルプスとか、日光連山とか八ヶ岳とかそういう山に魅かれる。そのせいもあり、八ヶ岳の扱いにやや不足もあることから、写真集としては今一歩の感想。むしろ八ヶ岳の項で小海線や中央線沿いからの南アルプスの見慣れた写真にひきつけられた。特に小海線からの鳳凰越しの冬の北岳は、学生の頃に見慣れたこともあり、懐かしく眺めた(これ)。

 例によって巻末のエッセイはなかなか面白かった。

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田淵行男作品集Vol.1

田淵行男作品集Vol.1
 田淵行男記念館による「田淵行男作品集Vol.1」を入手した。(ちなみにVol.2以降はない)
 幅25センチほどの図録である。
 代表作品集という意味では「日本の写真家11 田淵行男」(岩波書店)があるが、2つの作品集はかなり構成が異なる。
 「日本の写真家」が写真中心で構成し、解説も田淵以外の人によるのに対して、「作品集Vol.1」は写真はもちろんであるが、よりナチュラリストとしての側面やエッセイストとしての田淵にも注視した構成となっている。

日本の写真家との写真の大きさ比較
 とはいえ、63ページの図録でこれらを十分に収録ができないのは当然であり、特に写真点数が「日本の写真家」に比べるとかなり少ない。というか図録に収録された作品はすべて「日本の写真家」に収録されている。しかし、「日本の写真家」の感想で少し小さいのではと書いた写真の大きさは、幅が広い図録の方がかなり大きい(左写真参照:左が図録、右が「日本の写真家」)。
 図録は最初の1/3が写真集、次の1/3が「写真文集」スタイル、最後が蝶や植物のカラー写真と解説、エッセイとなる。あとがき以外はすべて田淵の著作からの転載であり、ナチュラリスト、エッセイイストとしての田淵行男を小振りながら堪能できる構成であり、田淵行男記念館が刊行しただけのことはあり、よく考えていると感心した。

百楽の山 常念岳

 同時に入手した「百楽の山 常念岳」は田淵行男というよりは常念岳の本であるが、そこは田淵行男記念館刊行の本、当然、田淵の写真や記事も多い。その他に、ウェストンや冠松次郎(初めて顔写真を見た)やそれに続く常念岳とゆかりがあった古今の人たちと彼らの手になる写真や歴史や自然についてまとめた本である。
 
 今回の2冊は田淵行男記念館にメールで購入方法を照会して求めた。現金書留で本の代金を送ると、着払いで投函から3日後に届いた。記念館のパンフレットと特別展のちらし、入場招待券が2枚同封されていた。長野県豊科にある田淵行男記念館はちょっと遠いけれどもひそかに今年は雪形を見たいと思っているので、初夏には出かけてみたいものだ。

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P.S 記念館に2回行きました。
   http://outdoor.cocolog-nifty.com/daydream/2006/05/post_6c33.html
   http://outdoor.cocolog-nifty.com/daydream/2006/09/post_e8ba.html

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田淵行男「山の時刻」

山の時刻

「山の時刻」は昭和42年の刊行。「山の季節」「山の意匠」と続く田淵行男「山の三部作」の先頭を飾る気合の入った写真集である。
 山の一日を、黎明の山、朝の山、昼の山、午後の山、黄昏の山、夜の山に分けて、その遷り変わりを撮影している。写真はいずれもすばらしいが、全体としては「山の季節」のほうがテーマとしても落ち着いているように思える(「山の意匠」は未見)。
 この本は巻末のエッセイがとても面白い。
田淵の豊富な山での経験を元にした話が主であるが、かなりのページを割いた最近(当時)の写真の風潮やこの本を含めた印刷技術の問題や感性の話など、田淵にしてはやや筆に力が入りすぎているように思えるところが良い。

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田淵行男「山岳寫眞傑作集」

山岳寫眞傑作集 表紙 クリックで拡大目次 クリックで拡大


 田淵行男のデビュー作品集である「山岳寫眞傑作集」(アサヒカメラ臨時増刊 1951年)を入手した。
 本文写真100ページに満たないB5サイズの古びた本は、郵便の封を開いた時に意外と小さいな、という印象があった。
 浦松佐美太郎の「八ヶ岳の作品が、他を引離して傑出している」との序文が、八ヶ岳の作品をあまり見たことがなく、常念山脈や穂高を中心としたものを中心に見てきたぼくには違和感があった。
 というやや不可思議な気分でページを開いた。
奥穂高 下は写真集「尾根路II」

 冒頭は八ヶ岳である。おお、見たことがある。「主峰赤岳」の迫力ある写真だ。八ヶ岳のいくつかの写真のあとに常念からの槍穂の写真となり、いつもの田淵を垣間見る思いにほっとして、ページをめくる。ああ、この作品もこれに入っていたのか、というような見覚えのある代表作が並ぶ。(左の写真は前穂高からの奥穂高。手前がこの本、後ろは「尾根路II」に掲載のもの。大きさは違うが迫力は変らない)


 この写真集で初めて見たのは奥秩父や鳳凰、大菩薩、あるいは白根、谷川岳や木曽駒など北アルプス以外の作品が多い。どの作品もその後の田淵行男の作品とあまり変らない構図であるが、初めて見る多くの作品はモノクロの特性を生かしたすばらしいものばかりであり、正直、圧倒された。
 田淵の作品集を見始めるまではあまりモノクロは好きではなかったが、特にこの作品集ではモノクロの良さが前面に出ている気がする。

 けっこうな興奮状態で本文の写真を見終わり、昭和26年にこれを見た人がみんなびっくりしたのも無理はないと思った。

 さて、末尾にはエッセイが1篇と山の撮影案内がある。撮影案内は八ヶ岳、常念山脈、剣岳、穂高、後立山、奥秩父、北岳、谷川岳にわたり、当時の交通や小屋の状況を交えながら撮影ポイントと撮影時の注意を田淵が記載している。これもなかなか面白い読み物で、光線や構図の好みなどは遺作「山は魔術師」と変ることがない。
 
古書でもあまり見かけないのでネットで思わず購入したが、大変良かった。
難を言えば、当時の紙質と印刷技術の元、とても小さいフォントでの写真の解説文が老眼にはつらかった。

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【余談】
この本を5000円で購入した、と言ったら家人にバカにされたが、刊行当時(昭和26年)の280円とは今ならどのくらいなのだろう・・・、と当時の物価を調べてみた。

白米10kg大工の手間賃教員の初任給そば
445円180円5050円15円

さて現在はというと大工の手間賃なんてわからない。米はスーパーで5キロで2000円前後、初任給は20万円程度か、そばは300円?400円?。ということで10倍から20倍くらいになろうか?
 となると当時の280円は現在では2800円から5600円くらいか。となると中古で5000円というのはべらぼうに高いというわけでもなさそうだ、と言い訳しておく。

【さらに余談】
この本はアサヒカメラの臨時増刊なので巻末にカメラ関係の広告が出ている。
ぼくも学生の頃に使っていたラッキーの引伸機が16,500円。美光堂製作所のスーパーフレックスというブローニー版のカメラはA型が23,500円、B型が19,500円。
上の物価と比べるともの凄い高価だったことがわかる。
ちなみに小西六寫眞工業株式会社の広告もあったが・・・それすら今はない。

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田淵行男「山は魔術師 私の山岳写真」

山は魔術師 私の山岳写真

「山は魔術師 私の山岳写真」は田淵行男の最後の著作であり、病床で執筆(口述筆記)や割付を指示していたが、完成を見ることなく亡くなった。
 巻末に収録される著作目録では、1964年刊行の「私の山岳写真(東京中日新聞出版局)」は「撮影手引」とされるが、この作品は「写真文集」となっており、技術書というよりは自らの山岳写真のスタイルと想いを記述している。
田淵亡き後の、構成は水越武が行っている。
 前半は例えば「構図」といったテーマに沿う作品集であり、後半に田淵の解説が入る。従って素直に頭から読めば、すばらしい写真集である。
 しかし、最初に後段の解説をテーマごとに読み、次にそのテーマに沿った前半の写真集を見ると田淵の作品への意図がよくわかり、より楽しみが多い。ぼくはこの方法で読んでみた。

 言い換えれば、作者自らが作品の意図や鑑賞の仕方を技術面から説明した写真集と言える。

 ただし、これを読めば田淵のようなすばらしい写真が撮れるわけではないことはもちろんである。
 田淵はあまり詳細な技術論は書かない。
 あえていえば「構図を単純化するために望遠レンズを使う」ということくらいかもしれない。この考えは昭和42年刊行の写真集「山の時刻」の巻末に詳細な記載があるが、このときの主張となんら変化はなく、しかも「山の時刻」での書き方がやや力が入っている印象であるのに対し、「山は魔術師」での語り口は自然である。
 強い意志を持って粘り強く山の表情を捉える田淵行男は、まさに魔術師であるが、あえて撮影対象の山を魔術師と呼ぶようになった田淵の平穏な心意気を書名から感じる。

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人身障害保険って?? 車の保険

レガシーの保険の見積りをしてみた。
いくつかしてみると人身障害保険というものがよく出てくる。対人賠償、搭乗者障害と何が違うのかわからなかったので調べてみた。ここ
結論は「人身障害保険のほうをお勧めします。というのは、搭乗者障害は基本的に1000万円が限度となってしまう上、通院・入院の日数によって金額が計算されるので、必ずしも損害額が下りるとは限らないからです」ということらしい。だから人身障害が付くほうが保険料も当然高い。
 というわけで今回はこの2つで見積りをした。

【見積り条件】
対人:無制限、対物:1000万円、搭乗者障害:1000万円、人身障害:なし、車両:120万~135万円、身の回り品担保:10万円 (家族全員35歳以上、ゴールド免許)

保険会社前年見積り今回見積り
(人身障害なし)
今回見積り
(人身障害3000万)
備考
ゼネラリ82,41077,88080,250
チューリッヒ67,12061,24071,380人身障害5000万
アメリカンホーム・ダイレクト54,31059,84073,840
人身障害5000万
車対車限定、身の回り担保なし
42,570
セコム損保74,33069,590
人身障害付がなぜか見積もれず
ソニー損保68,90071,27077,150人身障害5,000万円
あいおい損保111,670
94,280人身なし見積もれず
三井ダイレクト69,49061,53063,340スパシオはここだけど
日本興亜

110,040月払い式
アクサ・ダイレクト
(現行)
52,35046,00051,130やはり安い

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日本の写真家 11「田淵行男」岩波書店

日本の写真家  11  田淵行男

 日本の写真家 11「田淵行男」(岩波書店)は98年に刊行されたがその後絶版となっていた。復刊したことは、田淵行男記念館の記事で知った。岩波書店のサイトを見るとありました。そのまま購入できます。
 アマゾンで「田淵行男」で検索しても出てこなかったので、絶版のままかと思った。ためしにISBNで検索すると出てきた。


収録画像 収録画像

 田淵行男の代表作をモノクロ52点、カラー2点(高山蝶のみ)を収録している。(収録写真は左の画像を参照)

写真のレイアウト

 難を言えば、本のサイズに比べて収録された写真の大きさがやや小さいのではないか、ということであろうか。あと2センチくらいづつ大きくできたように思える。
 そうは言っても、現在、新刊で入手できる貴重な写真集であり、価格も手ごろ。かなりの代表作が収められており購入に値する。
 「ナチュラリスト・田淵行男の世界」とどちらかと言われれば、「ナチュラリスト~」をお勧めする。価格差以上のものがある。

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田淵行男「山の手帖」

山の手帖 「山の手帖」は1987年に朝日新聞社から刊行された田淵行男の写真文集である。
 田淵行男は「山の手帖」刊行の2年前の85年にエッセイ集「黄色いテント」を刊行している。「黄色いテント」はそれまでの写真集では書ききれなっかたものを、思いっきり噴出した印象があるが、「山の手帖」は「写真文集」と明記しているだけに写真を中心としたエッセイが主体であるが、「雪形」のその後をはじめ話題がとても豊富で、飽きない。


山の手帖
 サイズはB5、紙は上質紙で、カラー写真もさすがにこの時代なのできれい。レイアウトも写真のような見開きで読みやすい。
 刊行年が他の代表的な写真集よりもかなり新しいためか、また写真集よりは人気がないのか、中古市場でも「黄色いテント」とともに比較的数も多く、価格も安定している(とはいえ刊行時定価4,800円の倍以上のものが多いが・・・)。

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田淵行男 関連著作一覧

今後の参考に田淵行男 関連著作一覧なるものを作ってみたが、やっぱり中古本が高いなあ・・・。いくつかは購入したい。まあ、蝶関係は要りませんが・・・。当然ながら後から誰かがまとめたものよりも本人の著作が高い。

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田淵行男 「山の季節」新編&本編

新編 山の季節
本編と新編の大きさ

 田淵行男「新編 山の季節」と「山の季節」を読んだ。
 新編の方は本編の「山の季節」を再編集して文庫化したものである。
 田淵行男の写真集で新刊で入手できるものはこの1冊しかないが、新編は本編とどの程度の違いがあるのだろうか。

カラー写真の差 クリックで拡大
モノクロ写真の差 クリックで拡大
 まず大きさがある。画像でごらんになるとおりの差がある。「山の季節」はあとがきで田淵が書いているとおり、前作の「山の時刻」よりも縦を2センチほど長くし、より構成しやすいようにジャストA4サイズになっている。
 写真の枚数は数えてはいないが概ね2/3くらいのようだ。落ち葉とか雑木林とかいった柔らかめの写真が抜かれているので全般として「山岳!」という堅さが新編の方が強い。大きなテーマも新編ではまとめるか省略されているものがある。
 文章も本編に写真とともにある詩的なものと巻末にある散文が入り混じっている。文章の量は本編の半分以下に思える。
 しかし、写真の印刷は新編の方がかなり良い。
 大きさの違いもあるのだろうが、昭和44年刊行当時の印刷技術の問題なのか、モノクロは問題ないがカラーは全般に解像度が悪く、写真によってはボケているように見える。新編の方が色も鮮やかである。一方、モノクロは新編の方はコントラストが強すぎる印象があり、本編の方が好ましい。いずれにしてもこれが原版の色なのかどうかはわかるはずもない・・・。
 カラー印刷の不鮮明さはこの頃の田淵の他の写真集にも見られるので印刷技術の問題だったのかもしれない。昭和50年代以降の作品では不鮮明さは感じなかった。
 

 また、これも本編のあとがきに書かれているが、本編ではカラーとモノクロのページの隣接が印刷上問題になったようで、掲載される写真の順番が田淵の意図どおりになっていないものがある。これは本編を読んでいたときに、なんでこの写真がさっきのページの続きになくて、ここにあるんだろうと不思議に思ったが、印刷技術の問題だとあとがきを読んでわかった。
本編はモノクロ、新編はカラー クリックで拡大

 新編ではトップページを飾るカタクリとヒメギフチョウの写真はモノクロだったが、新編ではカラーになっている(よく見ると写真そのものが違う)。このあたりも、本編刊行当時はカラーが許されない技術的な事情があったのであろう。

 というようなのが本編と新編の差であるが、新編でも田淵行男の世界は十分味わえる。
本編は刊行価格が3,200円。古本だとこの数倍から10倍以上する。新編は838円(税別)。刊行当時の価格と比較してもこれほどの差はない。悪くて半分、2/3くらいは意味があると思う。
 新編には田淵行男に師事した水越武氏のあとがきがある。

 そうはいっても田淵行男の写真集は、彼のエッセイもとても良いので、図書館などで読んで見ることを推奨します(注)。

(注)ぼくの住むT市の図書館では「田淵行男」で検索すると20冊以上がヒットしたが、山の三部作の「山の意匠」がなかった。近隣の図書館はどうかと思いH市、I市と勤務先のC区の図書館の蔵書をネットで検索したら、ほとんどない。F市が16件ヒットし、「山の意匠」もあった(けど、他はあまりない)。T市の図書館はたしかに以前住んでいた埼玉に近いK市よりもかなり立派・・(だけど4月からやっとネット検索・予約ができる)。ちなみに国会図書館で検索したら重複含め76件ヒットした。ま、当然か。

田淵行男関連著作一覧

【訂正】「新編 山の季節」以外にも岩波書店刊行の日本の写真家 11「田淵行男」が復刊していたので、これも新刊で購入できます。

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山村正光さんご逝去

車窓の山旅・中央線から見える山中央本線各駅登山山梨県の山 分県登山ガイド

 山村正光さんが昨年暮に亡くなられていました。
 氏と面識はありませんでしたが、ネットの知人の何人かは酒を飲んだこともあり、そのひとりのWさんはご自宅も近かったため、いつかはお会いできるかな、と期待していただけに、訃報を目にして残念な思いがしました。
 もっとも昭和2年生まれですので亡父よりも年上、Wさんからもあまり体調が良くないとのお話をお聞きしていました。
 山村さんの低山徘徊に近い歩き方は中央線沿線にはなじみがあるぼくには非常に好ましく、著作は(ぼくには珍しく図書館で済ませずに)きちんと購入して読んでいました。といっても写真の3冊だけですが・・・。
 「山梨県の山」と「中央本線各駅登山」は金曜日の夜に明日はどこに行こうかとわくわくしながらページをめくり、決まらないまま、車に2冊を乗せたまま出発したこともしばし(という割りには山行回数が少ないぞう・・)。

 紀行文として興味を以って読んだのは蜂谷緑、小俣光雄との共著の甲斐の山旅・甲州百山でしたが、これは図書館でした。
 さて、写真の3冊も甲州百山もアマゾンを見ると「山梨県の山」以外はすでに新刊本ではありません。その「山梨県の山」も今月新しいシリーズに変ったことを、山村さんの訃報の詳細を知ったサイト、山村さんにこの本の後継を託された長澤さんという方のサイトで知りました。

 しかも、このサイトを知ったのはグーグルで「中村清太郎」を検索したところ、武石峠からの展望図(山岳 第5年 第3号)の記載がひっかかったから・・・。

なんとなく「ですます調」になりました。

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四季八ガ岳[DVD]

四季八ガ岳[DVD]    山と渓谷VIDEO COLLECTION
"四季八ガ岳[DVD] 山と渓谷VIDEO COLLECTION"を見た。
 志水哲也編「山と私の対話 達人の山旅」に出てきた武藤昭率いる武藤プロ企画のDVDである。この本の中で、刊行時に関係者にDVDを送付したところ、黒百合ヒュッテの米川さんから褒められたとの記事があった。自画自賛ではあるが、米川さんの本(北八ガ岳黒百合ヒュッテ―山小屋物語)を昔読んだことがあり、また泊まったこともあるので、なんとなく、ほう、という感じで購入してみた。

四季~八ヶ岳

 八ヶ岳のDVD(というかそのネタの放送)は最近は四季~八ヶ岳を見た。こちらはNHKのハイビジョンで放送されたもの(のDVDだと思う。DVDは見ていないので)。こちらも悪くはない。
 みどり湖としらびそ小屋を中心とするもので、題名的には「北」八ヶ岳、である。

 一方、武藤さんの方は南も北も取り上げている。音楽と場所を示すロゴだけで画面は進み、ナレーションは一切なく、画面にコメントもない。最初、思わず眠りそうになったが、武藤さんに言わせるとそれは成功らしい。画面サイズが横長でないのはいたし方ないが、繰り返し流してもいいな、と思えるDVDである。

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障害者自立支援法の「世帯」

 障害者自立支援法の施行により福祉サービスの利用料金が原則1割負担となり、現在の32条による医療費負担も個人収入から世帯収入の判定となり、従来の負担ゼロあるいは5%が3割負担となる。
詳細はこちら

 さて、この世帯収入の「世帯」の定義がわからなかったが、上記のリンク先に明記してあった。
障害者自立支援法における新制度説明パンフレット【厚生労働省作成資料】
PDF版の5ページ。WORD版の10ページ。
以下、引用。
「なお、所得を判断する際の世帯の範囲は、住民基本台帳での世帯が原則ですが、住民票で同じ世帯となっていても税制と医療保険で被扶養者でなければ、障害のある方とその配偶者を別世帯の扱いとすることができます。」

 先日参加した勉強会では、T市のW市長が「世帯分離すればいいじゃない」と言ったらしいとの話があったが、上記によれば世帯分離をしなくても、世帯主の扶養控除をはずし、医療保険の分離をすればいいことになる。

 扶養控除をはずすのは簡単である。年末に世帯主の勤務先で配布される翌年度の控除申請で対象者を記載しなければいい。
 医療保険をはずすのも世帯主の勤務先の健保組合に申請すればよい。その代わり対象者は国民健康保険に加入が必要となる。この加入はすぐにできるが翌年くらいに世帯主宛に「年収130万円未満なら加入済の健保に被扶養者として加入できるので確認願いたい」という趣旨の照会があるようだ。
 ここでいう年収とはパートなど給与所得者は給料の全額(給与所得控除前)、個人事業主の場合は売上げ、ということになろう(経費や各種控除後の場合は「所得」という表現になるはず)。
 
 世帯主の所得控除は減るし、国保の保険料は支払う必要がある。それ以前に130万円以上の収入を得ることができるかどうかという問題もあるが、障害者自立支援法の施行により大幅に負担が増える世帯の場合は検討に値するだろう。

 P.S 年収(売上げ)130万円以上でも個人事業主など経費がかかる場合は「所得」が低くなる。市役所など窓口では課税証明(収入は記載されず所得が記載)で区別するようだ。

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志水哲也編「山と私の対話」

山と私の対話    達人の山旅
 志水哲也編「山と私の対話 達人の山旅」を読んだ。
 志水と同じソロクライマーとアーティストによるエッセイあるいは遺稿である。
 収録された人は、
ソロクライマー:山野井泰史、遠藤甲太、菊地敏之、田中幹也、*中島正宏、*鈴木謙造
アーティスト:水越武、武藤昭、岩佐浩幸、*岡田昇、白川義員、門坂流、松本宣親、松本紀生
ちなみに名前の前の*は遭難死した人。

 志水哲也の「大いなる山、大いなる谷」を読んだとき、こういうふうに過激に山に染まる人がいるのか、と思ったが、この本で取り上げられた人はある意味でみんな同じようにはまった人である。例外はヤマケイの企画で初めて山に行った門坂流くらいだろう。

 読み手の年齢や情熱によってはある意味とても危険な本であるが、ぼくあたりが読むと感心するばかり・・・。
 文章としてはやはりアーティストの方がうまいが、*が付いたソロクライマーも非常にストレートな表現であり、そのままいくとやっぱりいつか墜ちるんだろうか、とも思った。
 ぼくには無縁な世界ではあるが、例えば岡田や水越、白川の写真がこのような常人離れした忍耐力と精神力のもとで創作されるのだ、ということは見る者、読む者として知っておいてもいい。
 最近、田淵行男の写真集やエッセイを見ているが、自然に向き合う姿勢と妥協を許さない姿勢には通じるものがあるように思える。
 

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谷有二「山名の不思議」

山名の不思議―私の日本山名探検山の名前で読み解く日本史
 谷有二「山名の不思議―私の日本山名探検」を読んだ。
 谷の本は
「山の名前で読み解く日本史」以前に読んだ。内容はこれにその後の見解を追加したものという印象。
 中身はけっこう面白いのだが、この人の書き方はちょっと詰め込みすぎのところがある。あと、今回の本は山の名前の由来についてのややツウ向けかな、という印象で、読者がここまで知っているはず、という前提の書き方が多い。
 氏には山の名前関連では有名な富士山はなぜフジサンかがあり(未読)、今回はこの話まで入っているのでそういうわけでは1冊で氏の持論がよくわかる。

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