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SUUNTO X9 けっこう使えそう

ナチュラムで見てみる
 SUUNTO X9の発売当初、パンフレットやマニュアルを参考に「使えるのかSUUNTO X9」という記事を書いた。
で、実際に入手して使ってみた印象としては「けっこう使えそう」という感じ。
 まだ近所の広葉樹林の疎林を歩いただけなので、結論を出すのは早いが、当時抱いた疑問が多少なりとも氷解してきた。

・稼動時間:最大の懸念材料が稼動時間だった。
 GPSを1秒間隔で使うと4,5時間だが1分間隔なら12時間というのがマニュアル値。まだ長時間歩いていないので実際にこの程度もつのかは不明であるが、別の方のレポートではもちそうな感じ。Garmin eTrexVentureが20時間、Geko201が実態10時間程度。Garminは単3/4電池、SUUNTO X9は9V電池を内臓したドッキングステーションなのでちょっと面倒だが、まあ充電できるので良しとする。

・受信性能:GPS更新間隔を1分として、近所の疎林を37分歩いた結果のトラックポイント数は20だった。通常どおり腕に装着したので受信はしにくい状態だろう。で、2回に1回更新されているということ。大きな位置誤りはなかった。谷あいや針葉樹林帯ではやや心許ないが、とりあえずは及第点だろう。30秒に1回くらいの設定があるとなおいいなあ。

・操作性:各種設定メニューは、同じSUUNTOのVentureと比べると階層式メニューでわかりやすい。ただルートナビをはじめる手順はちょっと複雑か。

 ルートの作成やログ取得等は、標準ではPCソフト、SUUNTO Trek Manager(STM)で行うが、カシミール3DがSTMに対応し、今月はじめにはSUUNTO プラグインができたことで、STMを全く使わずに、ルートのアップやログのダウンロードができるようになった。これは大きい。というかこれがなかったら今回入手しなかった・・・。

 いずれにしても現在の結論は、なかなか楽しめそうなガジェットという印象。
 ただ、ログ採りマシンとしては相変わらずGARMINが活躍しそうだ。

 SUUNTO X9 けっこう使えそう
 SUUNTO X9 vs Geko210

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山の本の感想一覧

自身の備忘録。本体はこちら

山の本の感想一覧

ウェストン「日本アルプスの登山と探検」
ウェストン「極東の遊歩場」
田代博「富士山発見入門」
田代博編「富士山展望百科」
深田久弥「百名山以外の名山50」
横山厚夫「東京から見える山 見えた山」
横山厚夫「山麓亭百話」
平野武利「山頂にて」
中村清太郎「山岳渇仰」
鈴木理生「東京の地理がわかる事典―読む・知る・愉しむ」
ハインリッヒ・ハラー「新編・白い蜘蛛」
ハインリッヒ・ハラー「チベットの7年」
谷有二「山の名前で読み解く日本史」
野口健「100万回のコンチクショー」
植村直巳「青春を山に賭けて」
浅野孝一「樹林の山旅―関東・甲信・南会津の山歩き」
「コンサイス日本山名辞典」
「コンサイス日本山名事典」
「日本地理体系 別巻 山岳編」
夢枕獏「神々の山嶺」
メスナー「マロリーは二度死んだ」
小島烏水「アルピニストの手記」
山口耀久「定本 北八ッ彷徨」
山口耀久「八ヶ岳挽歌」
角川書店 エーデルワイスシリーズ全6巻
中村周一郎「北アルプス開拓誌」
大藪宏「物語 日本の渓谷」
杉本智彦「山あるきを楽しむカシミール3D活用術」
杉本智彦「すぐできるカシミール3D図解実例集」

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「山あるきを楽しむカシミール3D活用術」

 カシミール3Dの5冊目の解説本山あるきを楽しむカシミール3D活用術が刊行された。

 カシミール3Dの解説本はすでに入門編、GPS応用編、パーフェクトマスター編の3部作と図解実例集1(初級編)が出版されている。入門編で全機能を網羅的に解説した後は、GPS応用編以降は、より深く広い機能を探るものであり、入門編レベルの知識が要求される面があった。要するに「入門編」以降は「入門編」よりは難しい操作が多かった。
 しかし「山あるきを楽しむカシミール3D活用術」は、カシミールの基本機能に立ち返った解説本である。「入門編」の知識は必要ない。もちろんあるに越したことはないが、「活用術」だけでカシミール3Dの基本操作(地図閲覧、登山道・ルート図・展望図の作成やデジカメ写真の整理等)ができる。
 
 ぼくは、GARMINのハンディGPSの使い方を公開しているので、ときどきアンケート回答のメールをいただくが、ルートナビなど登山に直接必要な機能をもっと解説してほしいというメールが多い。カシミール3Dについても、もっと登山の準備などに使いたい、そんな解説本が欲しいという要望が多いのではないだろうか。そしてそれを実現したのが今回の1冊なのだろうと勝手に思っている。

 最初の解説本「入門編」の刊行は2002年4月、カシミール3Dのバージョンは7.2.5。活用編に収録されたバージョンは2005年10月現在の8.6.7である。基本機能やユーザインターフェースに大きな違いはないが、地図スクロールや各種のデータ編集等に細かな進化があり、初心者が「入門編」を読みながら8.6.7を操作するのはややわかりにくい部分も出てきているから、最新版をベースに基本機能に絞った解説書の刊行は時機を得ているだろう。

 本文の構成も従来、冒頭にあった「本書をお読みになる前に」「カシミール3Dのインストール」を巻末に廻したので、PCを前にしなくても最初の「基本操作」の項を読み始めることができる。最初にインストールとか地図のコピーなどPC寄りの話が出てくると、ここで躓いてしまい次に読み進めなくなる人もいるだろうから、「活用術」のこの構成の方がとっつきやすい。
 厚みも今までで一番薄く、価格も1500円(税別)と解説本の中では最安価。しかもアマゾンなどのネット通販で送料がかからない設定である。

 というわけで、初めてカシミールにさわってみようという方はもちろん、「入門編」と最新バージョンとのギャップに苦闘している方にもお勧めできる1冊である。

 なお、「活用術」の地図は従来の解説本とは別の地図セットとなるので、解説本の地図と1画面で同時に開くことはできない(地図ウィンドウを別にすれば開ける。下図参照)。

 作者のDAN杉本さん自らの解説はこちら

「活用術」と「解説本」の地図セット


地図セットは従来の【解説本】とは別の【ハイカー本】になる。

【解説本】地図セットと【ハイカー本】地図セットは1つの地図ウィンドウでは同時に開けない。

解説本5冊のまとめ

書名・刊行年・価格
コメント付属する地図
入門編
カシミール3D入門―山と風景を楽しむ地図ナビゲータ
 2002/4 1,900円
カシミール3Dの機能(地図閲覧、展望図、データ作成等)を全般的に網羅した本。膨大な機能をコンパクトに解説してあるため、初めてカシミールに触る方には必須の1冊。逆にマニアには物足りない部分もある関東甲信越5万
全国20万・50mメッシュ
(CD)
GPS応用編山と風景を楽しむ地図ナビゲータ カシミール3D GPS応用編 Windows対応 [CD-ROM 2枚組]
 2002/11 2,300円
GPSとの連携に絞った本。ハンディGPSの使い方やPDAへの地図切り出しもある。これ1冊でPCから山までGPSのことはばっちりマスターできる。西日本5万
全国20万・50mメッシュ
(CD2枚)
パーフェクトマスター編カシミール3D パーフェクトマスター編(Windows対応)―山と風景を楽しむ地図ナビゲータ
 2003/8 2,600円
カシバードやムービー作成、各種データ・地図の扱いなどマニア向け。エンタメソフトの要素があるカシバードのさまざまな楽しみ方に加え、万能地図ソフトでもあるカシミールの一面も楽しめる。北海道東北5万
火星・金星・北方4島の標高データ
全国20万・50mメッシュ
(CD2枚)
図解実例集1(初級編)すぐできるカシミール3D図解実例集〈1〉初級編
 2004/10 2,400円
カシバードの機能を掘り下げたマニア向け。多数の実例の手順の解説があり凝った画像の作成ができる。これだけのことができるのに「初級編」かと驚く。関東甲信越2万5千
全国20万・50mメッシュ
(DVD)
山あるきを楽しむ活用術山あるきを楽しむカシミール3D活用術
 2005/11 1,500円
登山ルート作成、断面図、立体ルート図など山歩きに絞ったもの。パノラマ展望図を効率よく印刷する方法や登山道作成で陥りやすいミスの解説など、山歩きのための準備や山行後のアルバム作成などハイキング目的に絞った本。GPSデータも登場するがあくまでも登山道を表示するだけに登場し、ハンディGPSなどは登場しない。
基本機能を絞って解説した「新入門編」といえる。
奥多摩、比良山地、六甲山地を中心とした2万5千/5万
東京(20万「東京」全部、「甲府」東半分相当)および京阪神(20万「京都及び大阪」全部、「和歌山」の一部)
全国20万・50mメッシュ
(CD)


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英検にジオキャッシング

1週間前というとネットの世界ではいささか旧聞に属するが、先週16日に行われた日本英語協会の実用英語検定(いわゆる英検)の準2級の問題に「ジオキャッシング」が出題された。
 「ジオキャッシング」はimrさんのサイトでその名前は知ってはいるものの、GPSを使って宝物を探すゲームというのがぼくの知っているすべてであり、問題文にある「簡単なルール」すら知らなかった。今回出題された原文はとてもよくまとまっているように素人ながら思うのでご紹介しておく。

 原文の英文を掲載するといろいろ問題ありそうなので、拙訳を掲げる。大昔の英検2級の腕なので珍訳はご容赦。なお、英検の問題文中にはリンクはありませんでした・・・。



Searching for Fun

 「ジオキャッシング」とは世界中で人気が出てきている新しいゲームの名前だ。基本的な考え方は宝探しに似ている。「キャッシュ」と呼ぶ隠された物へと導いてくれる手がかりをプレーヤーは求める。ある人がキャッシュを作ると、彼あるいは彼女はゲームの公式ウェブサイトにキャッシュを見つけるための情報を提供する。ウェブサイトには世界中に隠された膨大な数のキャッシュの情報がある。

 プレーヤーはあるキャッシュについて読むと、全地球測位システム(GPS)のレシーバーを使ってキャッシュを探す。GPSレシーバーとは地球のはるか上空にある衛星からの信号を使って自分が今どこにいるかを知らせてくれる装置である。プレーヤーはキャッシュが隠されている場所を探すのにGPSレシーバーを使うのだ。しかしレシーバーはキャッシュがある場所のそばまでガイドできるだけであり、最後はプレーヤーが独力で注意深く探さなければならない。

 ジオキャッシングには簡単なルールが少しある。例えば、キャッシュを見つけたらキャッシュの中からひとつの物を持ち出し、それを持ち去ることもどこか他の場所に隠すことができる。しかし、キャッシュから何かを持ち去る場合は、あとからキャッシュを探す人のために、別のものをかわりに置いていかねばいけない。キャッシュには小さなおもちゃや本やCDが入っていることが多い。プレーヤーの名前やメッセージを残すためのノートが入っていることもある。プレーヤーはキャッシュを動かしてはいけない。キャッシュを動かしてよいのはオーナー、すなわちキャッシュを最初に隠した人だけだ。

 ジオキャッシングのウェブサイト構築に尽力したジェレミー・アイリッシュによれば、ジオキャッシングは200以上の国で50万人以上がプレーしている。このゲームを通じて旅を楽しみ、初めての土地を知る楽しみが得られる。家族全員でキャッシュを探しにいくこともしばしばある。ジオキャッシングはこのようにとても楽しいのでますます人気が出るに違いない。



さて、この文章でジオキャッシングに興味を持たれた方、より詳しいお話はこちらで。

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SUUNTO X9i VS X9

X9のたぶん後継機のX9iですが、情報が少ないです。
GPSエンジンがX9よりもブラッシュアップされているのでは、との観測もありますが、
基本機能そのものは変わらないようだ。

こちらのブログの情報を見ると、

・コンパスで方位追従モードができる。
 *追従モードができるとなるとVECTORのように周囲に回転可能なリングが必要だが、外見
からはわからない。VECTORはリングがついているがふだんまわしておかないと使おうとしても回りません・・・。
【訂正】x9でも方位追従モードはできました。マニュアルに書いてありました。もちろん回転式ベゼルはないですが
(Rhymeさん、ご指摘感謝)

・PCケーブルがUSB。
 *ということはインターフェースがUSBということ。とはいえ今でもUSBシリアルコンバーターで
問題なくつながるのであまりメリットはないか。

・充電が単2電池4本で可能。
 *これは今の006P(9V)1本と比べてどうなのだろうか。単2というのもやや中途半端。
今のドッキングステーションの中に単2が4本は入らないよねえ・・・。
【訂正】これはサイト記事の誤りのようで乾電池給電はできないようだ。(2006/10/9)
詳細はこちら

日本のSUUNTOのサイトに製品紹介は掲載されているものの国内での販売サイトはまだ見つからない。
こちらでは近日入荷となっているが、
他の製品の価格やX9の説明を見る限り、日本版ではなく輸入版のように思える。

国内で販売されるとX9が値崩れする可能性はあるが、VECTORが年ごとにモデルや色を変えてもあまり値崩れしないので、その可能性は少ないのかもしれない。GARMINのハンディGPSもカラー版が出ても、地図搭載機が出てもVentureの値段には変化はない。
 やっぱり値崩れを起こすほどのマーケットの規模ではないのかな。

個人的には色(液晶およびその周囲)が黒なのでイマイチ。X9のほうが見やすい。

【追伸 2006/10/11】こんなの作りました。


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SUUNTO X9 第二印象

X9 on DockingStation

設定などをした印象。

1.ユーザーインターフェースが良い。
 VECTORと比べて、ということになるが、階層式のメニューはわかりやすい。
 VECTORはこのボタンを2回押すとか知らないと設定できなかった。
 まあ、そんなわけでこんなページを作ったんだけど

2.ボタン名の表示が○
 これもVECTORと比べてであるが、液晶のすぐ横にあるので上から見て、ボタン名がすぐにわかる。
 VECTORは横にあり、しかもすぐにはげてしまった。

 ボタンの重さは不評のようだがぼくにはこのほうがいい。
 文字盤の大きさの問題もあるが、VECTORの場合、ボタンが軽いので手のひらを上に曲げると右上のボタンが押されてモードが変わってしまうことがよくあった。ストップウォッチなど操作性が問題になる場合もあろうが、たいていは設定なので重いほうが安心感がある。
 
3.一時的なコンパス表示ができない。
 VECTORは左下のボタンを押すと数十秒間だけコンパス表示になる。ちょっと方角を確かめるときに便利だった。
もっとも水平にあわせている間に元のモードに戻ってしまうが・・・。

4.3Dコンパスは楽
 水平にあわせなくても30度くらいまでの傾斜はカバーしてくれるので方位を読み取るまでの時間が短くて済む。

5.なぜかバッテリー容量表示がひとつ欠ける これはRhymeさんのレポートでも指摘があるが、満タンまで充電してもドッキングステーションからはずすと目盛りがひとつ下がってしまう。

P.S きっと買うだろうなと思った人が、やはり買っていました。こちら
  

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SUUNTO X9 第一印象

 なんだかんだいいながら、結局、SUUNTO X9をゲットした。
 で、第一印象。
X9 VS VECTOR

 ・おお、日本語マニュアルがあるじゃん。
最初のVECTORで英語マニュアルに苦労したので、日本語マニュアルはありがたい。もっとも今は国内正規販売のSUNNTOにはみんな日本語マニュアルがついているが。

 ・大きくない
 デカイ、という意見もあったので正直、どの程度かと思ったが、VECTORと並べてみるとほぼ同じ。周囲のボタンが小さくなっているので、けっこうスタイリッシュだったりする。

X9

 ・液晶画面がちょっと小さい
 これはパンフレットなどでも思ったのだが、楕円形のせいか、VECTORとの比較もあり、やや小さく感じる。もっとも通常の時計モードでは表示している情報がVECTORよりもシンプルなせいか、殺風景にすら思えるので、情報表示エリアとしては十分だろう。

とりあえず充電して、時計を合わせ、GPS以外の設定、すなわち表示単位、UTCオフセット、コンパスのキャリブレーションを行ったところ。
 GPSを使わない通常使用で2ヶ月電池は持つ、ということは2ヶ月に1回は充電が必要となる。
 従来、時計なんて1年くらいは電池交換はいらないので、この点が最初は気になるかもしれないけど、携帯電話は毎日充電しているし、少なくとも携帯電話よりは細かいバッテリー残量表示が出ているので、慣れるだろう。

 付属ソフト Suunto Trek Managerの操作性はまあまあかな、という印象。
 とりあえずルートを作成してみたので、そのあたりの様子をこちらにまとめてみた・・。

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水越けいこCDオンラインショッピング開始

以前にこちらで紹介した、水越けいこさんの過去のCDを販売している会社、ミュー音楽出版でインタネットでオンラインショッピングができるようになった。

ミュー音楽出版(株)
メール:shop@mumusicpub.com
WEB:http://mumusicpub.com/

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