« June 2005 | Main | August 2005 »

「iモード以前」松永真理

iモード以前
松永真理「iモード以前」を読んだ。
 「iモード以前」といっても携帯電話の歴史の話ではないです・・・・。
 松永真理の名前を知っている人、あるいは「iモード事件」を読んだ人なら内容は想像がつくだろう。
 そう、松永さんがNTTドコモでiモードを立ち上げるために転職するその前までの話、すなわち氏が苦難の就職活動を乗り切り「3年働いてみよう」と思ったリクルートでの20年の話である。

 リクルートはぼくが学生の頃から仕事がきつい企業として有名だった(銀座のあのビルに就職関係で訪問した記憶があるが、怠け者のぼくがあの厳しい企業を受けようという気はなかったのでどこかの企業の説明会だったか・・・)。

 氏のリクルート入社は74年であり、ドコモに転職するまでには例の「リクルート事件」がある。このときの当時若手の松永氏や彼女の周囲の行動も記されているが、不祥事が発生した企業とは思えない前向きな態度(本人や社員はもちろん組織全体も)に元気な企業を見た気がする。リクルートとは回線リセールの関係の方とお付き合いしたことがあるが、彼らの元気な(少なくとも当時は)理由がこの本でよくわかる。
 しかし日本的な企業がここまでの風土になるのはやはり難しいのだろうなあ、とも思う。

 「iモード事件」もなかなか面白かったが、こちらのほうが面白いと感じた。

iモード事件

| | TrackBack (1)

2年ぶりのニッコウキスゲ


車山からニッコウキスゲ

2年ぶりに霧が峰でニッコウキスゲを見てきた。

 霧が峰のキスゲは1995年以来、毎年見に行っていたが、昨年はタイミングを逃したのか行きそびれ。
 今年は6月までの空梅雨で開花時期が早まるとの話もあり、諸般の都合で難しいかなと思っていたところ、車山高原公式サイトをチェックしたらかなり状態が良いようなので、3連休の中日の今日(7月17日)行ってきました。

 朝、起きると霧雨。あれれ、と思いつつも、とりあえず車のご機嫌伺いとばかり出かけてみる。
 笹子トンネルを抜けてもいつもの南アルプスは見えず、空はどんより。それでも車を走らせると徐々に空が明るくなり、左手には甲斐駒、正面にはわずかに八ヶ岳が見えてきた。いずれにしても展望コースは難しそうなのでリフト直行とする。
 白樺湖を抜け車山の斜面が見えると、斜面が黄色い。
リフト乗り場前の駐車場がタッチの差で満車になったので、すぐしたの駐車場へ。寒い。 白樺湖畔の温度計は18度だったので山頂は15度くらいだろうか・・・。 半そでシャツの上に長袖を着て、ザックには念のため上着も入れた。

 リフトに乗っているとけっこう展望が利くことに気がつく。振り返れば八ヶ岳がよく見える。
山頂に行くと富士山や中央アルプスもみえていた。ただし北アルプス方面はいつものとおり雲の中。
ニッコウキスゲはかなり多い。当たり年なのだろうか。
観光客になりきったので、靴もふだんの革靴(といってもゴローのウォーキングシューズなのでビブラム底ですが)のまま。

 下りはゆっくり写真を撮りながら進む。愛用のデジカメCANON PowerShot S1-ISの1700mAhのリチウムイオン電池は90枚撮影後に無くなりました。その後は予備のデジカメDimageXtを使った。

写真はこちら。例によってGarminのハンディGPS Geko201で採取したトラックログをカシミールで吸い上げて、デジカメ写真の撮影時刻とログの時刻をマッチングさせて位置情報を書き込んでいます。

| | TrackBack (0)

出た!10mメッシュ

2005/7/12よりサービス開始されたカシミールの有料サービス、日本高密メッシュ(10mメッシュ)と解説本などに収録されている50mメッシュとの比較サンプルを作ってみました。

拡大画像はこちら

50メートルメッシュ
50mメッシュ

甲斐駒(右)の山頂左にある摩利支天の輪郭はわかるが本峰と一体化している印象がある。左のアサヨ峰の岩壁がなめらかなので傾斜が緩くみえる。
高密メッシュ
日本高密(10mメッシュ)

摩利支天が独立している。アサヨ峰の岩壁の荒々しさが本物に近い
元の写真
元の写真

おまけ

奥多摩も10mメッシュなので、それにスカイビュースケープの航空写真をマッピングしてみた。

雲取山からの奥秩父主脈方面。東仙波の山並みがリアル。


解説本が1冊1900円から2600円なので、地形データのみとはいえ永久使用可、ノートPCでネットワークなしでも使えるのでけっこうお得かな。

| | TrackBack (1)

Google Earth vs World Wind

Google Earth

 春先にNASAからWorld Windが発表されて、山岳展望派のみならず地図マニアの話題になったが、先月はGoogleからGoogle Earthが出た。
 いずれも衛星画像をマッピングした世界地図であり、PCに入った地球儀のようなもの。地球儀は平面図しか表現できないが、この地図はシームレスに3Dも表現する。ただし、使用している標高データの精度の問題もあり、富士山は富士山らしく見えるが、槍ヶ岳の槍は見えない。

 Wordl WindはDirectXが必須であるが、Google EarthはデフォルトはOpenGLであり、DirectXはオプションになっている。

 まあ、いずれもソフトもいろいろなところで語られているので、改めて申し述べることは少ないが、動作の軽さと衛星画像の詳細度、マウス操作感では、Google Earthに軍配があがる。ただし3Dの自然さや衛星画像の色合いではWorld-Windの方がいい。ただ、こちらはP4-3EGHzでも3Dの負荷が大きくて画面が乱れてしまう。P4-2.4BGHzのメインマシンではGoogle Earthは問題なく動くが、World Windは(どうもMatrox G550の問題のようではあるが)解像度が16色にリセットされてしまうことが多い。
 Google Earthが公開する衛星写真は自宅のマンションはもちろん車までわかってしまう。凄い時代になったなあと感じるが、空恐ろしくもある。

 さて、今月はプロアトラス の新バージョン、SVが発売された。ベクトルデータ版である。従来プロアトラスはラスターデータだったので自由な拡大縮小ができず、標準縮尺以外の画像が汚いという難点があった。ベクトルデータとすることでこれらが解消されるはずである。
 一方、Mio168などでおなじみのSuperMappleもVersion6になった。こちらは以前からベクトル地図であり自由なズームができる。ただ、地図のデザインそのものはプロアトラスの方が好き。SuperMappleのVer6は携帯電話でも使えるというのが売り。
 プロアトラスもスーパーマップルも直前バージョンのユーザなのでアップグレード案内が来ているのだが、さてどうしようかな。

| | TrackBack (0)

夜明けまで1マイル 村山由佳

夜明けまで1マイル―somebody loves you

村山由佳「夜明けまで1マイル」という本を読んだ。
 通勤のときに軽く読む本が手元になかったので、図書館にあった同氏の本の中から題名だけで抜き取った。
 予想どおり軽く読めた。
 悪くはないがいまいちかなあ。アマゾンのレビューでは「この本からつまらなくなった」という書き込みや「マリコの設定がよくわからない」という意見もあるようだ。公式サイトで見ると1月に文庫化している。
 氏の本は初めてなので、この本の前後との比較はできないが、「設定がよくわからない」のはそれでいい気がする。というかわからないようにしているのではないか。
 ただ、やはり冒頭の登場人物の雰囲気で結末は読めてしまう。それまでの間にどんなイベントが出てくるのかな、というのだけがわずかな楽しみであり、やっぱり結末は予想どおりだった。
 でも、まあ、このくらいの肩が凝らない本が満員電車の中では最適だろう。

| | TrackBack (0)

« June 2005 | Main | August 2005 »