Google Earth vs World Wind
春先にNASAからWorld Windが発表されて、山岳展望派のみならず地図マニアの話題になったが、先月はGoogleからGoogle Earthが出た。
いずれも衛星画像をマッピングした世界地図であり、PCに入った地球儀のようなもの。地球儀は平面図しか表現できないが、この地図はシームレスに3Dも表現する。ただし、使用している標高データの精度の問題もあり、富士山は富士山らしく見えるが、槍ヶ岳の槍は見えない。
Wordl WindはDirectXが必須であるが、Google EarthはデフォルトはOpenGLであり、DirectXはオプションになっている。
まあ、いずれもソフトもいろいろなところで語られているので、改めて申し述べることは少ないが、動作の軽さと衛星画像の詳細度、マウス操作感では、Google Earthに軍配があがる。ただし3Dの自然さや衛星画像の色合いではWorld-Windの方がいい。ただ、こちらはP4-3EGHzでも3Dの負荷が大きくて画面が乱れてしまう。P4-2.4BGHzのメインマシンではGoogle Earthは問題なく動くが、World Windは(どうもMatrox G550の問題のようではあるが)解像度が16色にリセットされてしまうことが多い。
Google Earthが公開する衛星写真は自宅のマンションはもちろん車までわかってしまう。凄い時代になったなあと感じるが、空恐ろしくもある。
さて、今月はプロアトラス の新バージョン、SVが発売された。ベクトルデータ版である。従来プロアトラスはラスターデータだったので自由な拡大縮小ができず、標準縮尺以外の画像が汚いという難点があった。ベクトルデータとすることでこれらが解消されるはずである。
一方、Mio168などでおなじみのSuperMappleもVersion6になった。こちらは以前からベクトル地図であり自由なズームができる。ただ、地図のデザインそのものはプロアトラスの方が好き。SuperMappleのVer6は携帯電話でも使えるというのが売り。
プロアトラスもスーパーマップルも直前バージョンのユーザなのでアップグレード案内が来ているのだが、さてどうしようかな。
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