桃と山を見に新府城跡へ
16日土曜日には新府城跡はかなり混雑していたとのネットの情報を基に、先週の神代桜よりも1時間早く6時に自宅を出た。
中央道に乗ると、天気晴朗なれど靄多し、先週よりもさらに視界が悪く、高速からはついぞ富士は見えず、甲府盆地に入ってからも南アルプスの姿は見えず。もし遠望が効くようであれば帰りに釈迦堂PAに車を置いて、遺跡博物館の裏山にあたる蜂城山にでも登ってみようかとも思い、GarmapCE用の地図をMio168に入れておいたのだが・・・。
とにかく新府城跡をまずは目指すことにする。
韮崎ICで高速を降り一般道を西に走るといきなり鳳凰三山が眼前に迫ってきた。やはり距離が近いのでよく見える。先週よりもわずかに霞んでいる気がするが、山肌までくっきり見える。脳内物質が分泌される瞬間である。鳳凰三山は初めて本格的に歩いた山なのでとても懐かしい。
カーナビの示すままに進むと七里岩ラインに入る。このまま直進すればヒュッテEOSに至る。七里岩ラインを進むとやがて新府城跡の看板が目に入る。参道の入り口に警備員が立っている。駐車場の場所を聞くとすでに満杯なので手前の中央公園からのシャトルバスか、この先の「新府共選場」の看板で右折すると警備員がいて路上駐車できるというのでそちらに向かう。
広めの農道にすでに車が数台駐車している。
周囲は桃畑である。
新府城跡まではそこそこ(といっても1キロ程度か)距離があるので身支度をして歩き始める。
おお、甲斐駒が見えるではないか。
新府城跡あたりでは手前の山に隠れて見えないが、このあたりからはまだ見える。桃畑の手前の菜の花の黄色が良いコントラストになる。
七里岩ラインを新府城跡をめざして歩きながら写真を撮る。
歩くたびに甲斐駒が手前の山に隠れていく。
先週の神代桜のときと同様、ここでも鳳凰三山が主役だ。
やがて駐車場。多少の空きがあるがすぐに埋まるようだ。シャトルバス乗り場もここのようだ。しかし、山と桃を眺めるのであれば、ここの駐車場よりはぼくが車を停めた場所の方がぜんぜんいい。甲斐駒が見え、桃に加えて菜の花が咲き、広々としていてとても気持ちがいい。
城跡への道は急な石段である。すぐに右に乙女坂という緩やかな坂道が分岐するが、このくらいの標高差なら石段のほうが楽だろう、と思って歩いたが、けっこうすぐに太ももにキテ、ぜいぜいしながら山頂の神社にたどり着いた。
山頂ではお祭りの準備中で町内会?の老若男女が忙しそうに準備をしていた。
神社の紋は武田菱だ。
山頂は城跡だけあって広葉樹が生い茂るもののかなりの広さである。木々の間からは正面に鳳凰が見える。北の切り分けからは八ヶ岳がうっすらと見え、眼下には今歩いてきた道と桃の畑が一望である。おお、ピンクの絨毯。目を凝らせば路上駐車している車も見える。自分の車は見えなかったが。
神社に今日の晴天と展望のお礼のお参りをしたところで、お祭り準備中のはっぴ姿の人に「桃は見ましたか、あそこから良く見えるよ」と先ほどの場所を示され「よければそれ持っていって」と賽銭箱にかかる観光案内図を渡されたので、記念に持って帰った。題名はなんと「韮崎 新府桃源郷・いやしの散歩道」だ。
石段を降り始めるころにはカメラの三脚をかついだ多数の中高年者がよたよたしながら乙女坂を登ってきていた。
石段を降り、七里岩ラインを横切って、帰りはすこし違うルートを歩くことにした。こちらは正面に八ヶ岳が見える。左を向けばもちろん鳳凰と今度は徐々に姿を見せる甲斐駒も見渡せる。
「共選場」とは何だろうと思っているとなるほど、ここだなという場所があった。こちらはお花見会の準備中でした。
行きの高速で聞いたFM富士の天気予報では「朝のうち靄が出るが昼には富士山も見渡せるほど晴れ上がる」といっていたがホントだろうか、と思いながら帰路に着く。途中、双葉SAで車を停めて周囲を見るとなんと鳳凰の左に農鳥岳が見えている。かなり霞んでいるものの、山肌まで見える。う~む、これは帰りに再度、釈迦堂PAに寄って確認をせねば・・・。
と、釈迦堂PAに車を停めてみたが、さすがにここからではもう白根三山は目をこらさないと見えない。金峰山もわずかに白い雪でそれと判別できるくらいで五丈岩も確認できないので、周囲を少し歩いて帰路に着く。
タイヤ交換後、1千キロを超え、ますます快調のタイヤとハイパワーのAWD(4WDですね)のおかげでゆったりとした気持ちで追い越し車線をずっと走って帰宅した。
写真はここ
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