甲斐駒と桜を見に武川へ
都心でも桜が一気に満開になった翌日である今日2005年4月9日、昨年に続き山梨県武川村の神代桜を見に行ってきました。
タイヤを1月に替えてから初の遠出となりました。そもそも車を替えてから2回めの遠出・・・。で、1回めよりも車に慣れたことに加え、YOKOHAMA db EUROの実力か、中央道ってこんなに道が良かったっけ、と思える快適なドライブを楽しみました。
とはいえ、高速に乗った直後は遠方は春霞で、小仏トンネルを抜けても富士は霞んでいる有様で、今日は山は見えないかも、と思いながら走る。笹子トンネルを抜けで甲府盆地に入っても空は霞、しかし目を凝らせば、まだまだ雪に閉ざされた白根三山が見える。釈迦堂PAで博物館に寄ってみたが、事前のネットの情報どおり、桃には1週間早いようで、甲府盆地にピンクの絨毯が敷かれるのはもう少し先のようだ。

桃がいまいちで遠望も利かないとなると東八代のふるさと公園の桃も絵にならない。それではもう少し山に近い武川の神代桜でも見に行くか、とPAを出る。まあ、この程度は自宅を出発するときの「想定内」ではあるので、元からカーナビの行き先は神代桜になっている。
中央道からは雪の状態がとてもいい八ヶ岳がすっきりと見える。
須玉で高速を降り、山高に向かう。途中、日野春トンネルを抜けるといきなり甲斐駒がそそり立つ。いつもは白根の前衛でしかない鳳凰三山もここからはとても立派だ。意外と立派なのは早川尾根。尾根といってもアサヨ峰など名峰があるわけだが、甲州側から見る尾根の切れ具合はアルプスの名峰を彷彿とさせるような見事な屏風である。

神代桜の背後にはもちろん甲斐駒がある。
この桜は日本最古の桜といわれ樹齢2千年といわれるが、この桜が有名なのはやはり背後に南アルプスの名峰を持つこの立地と景観に他ならない、と個人的には思う。
昨年、ここを訪問したときに気にはなっていたものの連絡しなかったEOSさんにためしに電話を入れてみると、突然の乱入者を受け止めていただいたので立ち寄ることになった。
長坂への道を走りながら、さて、どこだろうか、と思いながらふと道路の脇を見るとみるからに立派なコテッジが目に留まり、写真で見たことのあるEOSさんが立っていた・・・。
40歳で長坂にセカンドハウスを建て、今は永住している宮崎光氏の山小屋建築にまつわる本を読んだばかりなので、とてもうらやましく山荘を拝見させてもらった。正面に甲斐駒と鳳凰が見えるテラスで雑談をしたあと、周囲に見える山を案内してもらった。
石和の「小作」で地元の人にはあまり印象が良くないといわれる「ほうとう」を食べて帰宅。
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