立体視(ステレオグラム)
立体視(Stereogramoと書くが、ステレオグラムと呼ばれている)というものがある。1枚の場合は赤青めがねのようなものを通してみる(その昔、ユーミンブランドPart1のジャケットが立体視用の写真で、赤青めがねがついていた)。が、視点をわずかにずらした2枚の写真を使うと裸眼でも立体的に見ることができる。
まあ、詳しい話はこちらをごらんください。
で、山岳展望マニアはやはり昔からこれがけっこう好きである。
視点をずらして2枚の写真を撮影する場合、おおむね目標物との距離の1/100程度左右に移動すれば良いといわれる。飛行機で眼下に通り過ぎる山々を撮影したり、広い山頂なら遠くの山も立体視に十分な位置で撮影することもできるが、前景に無駄なものが入ったりしてなかなかそのチャンスは少ない。
ところが1枚の写真から勝手に2枚の立体視用の画像を作ってくれる便利なソフトがある。
アイオーデータのデジカメ3Dエディタがそれである。これは市販ソフトであるが、アイオーデータのデジタル機器を購入するとLE版がバンドルされている。ぼくのもそれである。機能は上記のリンク先を見ていただくとして、これは1枚の写真から例の赤青式のものも、裸眼視用のものも作成できる(もちろん2枚の画像からも作れる)。新規作成で対象のファイルを開き、自動的に3D画像を作成を選択、赤青か裸眼用(平行法、交差法)かを選択するだけで勝手に作成できる。できた画像を実際に画面で立体視してみて大きさを調整できる(裸眼視の場合、2枚の画像があまり離れていると立体視するのがとても疲れる)。
いろいろ詳細な調整もできるようであるが、そのようなものはまったく無視してクリック数回で完成である。一般に立体視の写真は前後の距離や立体感が強調されすぎるキライがあり、最初は感動するものの、わざとらしくて飽きてしまうのだが、このソフトが1枚から作成する画像はそれがあまりなくて自然な立体感の画像ができあがる。LE版のせいか、それともソフトの仕様か画像にソフトのロゴが小さく入るのが少し残念。
ぼくのホームページのタイトルはBird's View。一応、鳥瞰図を意識しているわけで、これからもときどきStereogramoで遊んでみる。ということで最近の写真をいくつか立体視にしてみた。
以前に作った立体視の写真と今回作った立体視の写真。
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