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改憲問題を読む

改憲は必要かこういう議論は苦手なのだが、先日、こんな記事(中曽根氏が「憲法改正試案」 天皇元首、防衛軍など明記  asahi.com 2005/1/20)を見かけてさすがにびっくりして、ちょっと関連する本を読んでみた。

以下の疑問に答える本である(この本の目次)。

1.いま、憲法9条を選択することは、非現実的ではないか
2.国連は無力なのだから、国連中心の平和主義には意味がないのではないか
3.「押し付け憲法」は選びなおさないと、自分たちの憲法にはならないのではないか
4.憲法といっても法の1つなのだし、改正の手続きだって規定されているのだから、改憲にそんなに慎重でなくてもよいのではないか
5.憲法を改めれば、自由や人権の状況も改善されるのではないか
6.市民がどれだけがんばっても、しょせん戦争は止められないし、世界は変らない。憲法9条も変えられてしまうのではないか。
7.現実と遊離してしまった憲法は、現実にあわせて改めた方がいいのではないか。

7つのテーマに答えるのはそれぞれ別の方なので、論調や考えは多少異なるものの、押し付けがましいところがなく、とても明快に自然に読める本である。
読み終わったあとで、すべての質問に無理なくNOと考えられるようになる本である。

もし、上の質問の1つにでも「そうだね」と思うのであれば、http://www.hatena.ne.jp/1105812375 に出ているリンク先の改憲議論を読む前に読んでおいたほうがいい。



憲法問題の焦点
もう1冊。これは読みかけ。

憲法問題は上記の7つの疑問やそれに対する攻防の歴史である。
いろいろな解釈や内外からの圧力があったわけだ。

この本は戦後60年のさまざまな圧力とその歴史からこの問題を探る。
時の政権がどのように説明を行い、あるいは行わずに来たかを知ることで、ああ、その意見は昔、吉田茂が言ったことと同じかも、とかわかるかな。
 憲法の本というよりも政治とはどういうものなのか、を考える本としてとらえると面白い。

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 憲法論議の本としてはなかなかユニークな本を読んだ。 長谷部 恭男「憲法と平和 [Read More]

Tracked on 2005.02.04 at 22:47

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