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整備不良ならいいの??

メディアを騒がせている三菱自動車・ふそうの欠陥隠蔽事件であるが、メーカーの隠蔽体質についてはあきれるばかりだが、もっと基本的なところで不思議に思うことがある。

この事件についてはメディアでの一般的な報道しか知らないし、大型自動車の構造に詳しいわけでもないが、そもそも車輪脱落事故の原因が三菱自動車が主張していたような「整備不良」であったとしたら、彼らは免責されるのだろうか?ということである。

言いたいのは、製造物責任とかの法的な話ではなくて、もう少し基本的な話である。

この種のリコールが話題になるとよく「これによって走行不能に陥る」という表現が使われるが、それは違うのではないか?
「走行不能になる」という意味は何か? 止まっているときに発生すれば(まあ、ふつうは停止中には発生しないのだろうが)それから走行し始めることができない、という意味で「走行不能」なのだろうが、走行中に発生した場合は、「制御不能」「停止不能」に陥るわけで要するに「暴走する」のではないか
もちろん用語の定義としてはそこまで含めて「走行不能」といっているのかもしれないが、「走行不能」といわれると車のスピードがガクンと落ちてよろよろと路肩に止まる・・・、そんな印象があるが、高速走行中に車輪が外れたらはたしてヨロヨロと路肩に止めることができるのだろうか・・・・

話が逸れた。

さて、「整備不良」によってハブが破損し脱輪が起きた場合、その整備不良とはどこまでが整備するユーザの責任でどこからが製造者の責任なのだろうか。

このブログの題名は思いつきで「Fool Proof」としている。欄外に記載のとおり「愚か者にも耐えられる」、すなわち「よくわかっていない人が扱っても安全」。安全設計の基本として重要な概念である。要するにユーザの無知でとんでもない操作をしてもとりあえず安全、ということである。とりあえず安全とはコンピュータソフトウェアの世界でいえば、エラーになってそれ以上悪化させない、ということ。ハードウェアであれば少なくとも人を傷付けない、ということだ。

整備不良だった場合にユーザに責任はあろうが、整備不良のユーザがあることを想定してその次の安全策を講じるのがメーカーの責任ではないか? ハブが破損するのであれば破損直前にアラームを出す、ブレーキがかかるとか・・・。
そのような安全対策をとった装置を製造してからユーザの「整備不良」を責める資格が出てくるのではないか?

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