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耳をすませば

「耳をすませば」
昨日の金曜日、ふとTVをつけるとアニメ映画をやっていた。
スタジオジブリの「耳をすませば」だった。
しかし画面に描かれたリアルなアニメは見覚えのある町並みが・・・。
あれ?聖蹟桜ヶ丘じゃん。いろは坂を登っている!あ、桜ヶ丘のロータリーか?
うん?あの竹林は中央図書館の裏か・・・。

TVは映画開始から20分くらいたったところだったので、夜中にDVDを見てみた。
中国(香港?台湾?)製のこの6枚組DVDは、「風の谷のナウシカ」から「もののけ姫」までの12本の映画がオリジナルのビデオから収録されているが、見ていない作品がまだ半分くらいありその中のひとつが「耳すま」であった。

さて、いかにも昭和40年代の公団の団地のシーンからはじまるこの映画は全編多摩ニュータウンの町並み、特に京王線(映画では京玉線)聖蹟桜ヶ丘から愛宕にかけてのシーンが多数登場する。
宮崎アニメにかかると見慣れた町並みがかくもすばらしく懐かしさを感じる色合いの町になるのか、と思いながら、ほのぼのとしたストーリーを楽しんだ。
多摩ニュータウンに住み、この景色になじんでいる人とそれ以外の人ではこの映画の印象はかなり違うのではないか?

宮崎アニメでは「平成狸合戦ぽんぽこ」がそのものずばり多摩ニュータウンの開発にかかわる話だし、「となりのトトロ」が多摩丘陵の一部である狭山丘陵が舞台なのは有名であるが、「耳をすませば」ほどリアルに町並みを再現したアニメははじめてみた。アニメの舞台になる近景の描画はもちろんだが町並みを見渡す遠景の描写でも団地や建物の配置や連光寺の給水塔までリアルに描かれている。

さて、これだけ明確にモデルがあると、きっとWEBで情報を公開されている人がいるだろう、ということでネットを検索したところ・・・・、あるある。

耳をすませば通信:多摩かんとりーくらぶ 、というグループが主催する。多摩かんとりーくらぶ ってゴルフ場の?ではないような・・。15部しか作らなかった同人誌がいい。
耳をすませばのページ:モデルの場所の写真が豊富です。
「耳をすませば試論」:「ぽんぽこ」やこの作品がなぜ多摩ニュータウンなのかがわかります。宮崎アニメの総括的な試論でありなかなか読み応えがあります・・・、ってこの方、プロなんですね。
耳をすませば Whisper of the Heart:最大のサイト、と言われる・・・。モデルの場所の写真もある。
その他約34,000件も検索された・・・・。

ストーリーを別にして、アニメ画像的になかなかだと思ったのは・・・
まずは京王線5000系。ま、鉄道オタク的視点ではいろいろあるかもしれないが、すでに廃車のこの型はぼくがこの地に住むはるか以前から活躍しており、京王線(井の頭線ではなくて)といえばこの型を連想する看板電車。聖蹟桜ヶ丘のカーブしたホームとよくマッチしていた。

夕立前の雲の描写。いかにも重い質感で雨がくるというのがわかる。

耳丘からの東京の眺め。実際にはあんなふうに遠くまでは見えない。多摩川をあれほど上から見るには視点の標高が全く足りないが、アニメ的なデフォルメとしては許されるだろう。同じく俯瞰のデフォルメは逆方向(桜ヶ丘というより、愛宕あたりから連光寺方面)を見たニュータウンの描画でも見られた。ただこれは風景写真を撮るときの視点と同じ。すなわち見たままの仰角でシャッターを切ると空ばかりの写真になってしまうのを防ぐためのもの。

団地の汚れ具合・・・。


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